全国クールローカルの取組事例

山口県【シャッター商店街に希望の光を】

山口県宇部市

飲食こそがまちづくりの救世主!!
業界の地位向上とカッコいいまちづくりにかける思い

山口県宇部市、かつては栄えた中央地区や商店街ですが、今では人が集まらなくなり活気のない街になってしまいました。
工業系が盛んな宇部市は観光資源少なく、空港があるにも関わらず観光による宿泊者はほとんどいない状況です。
街の中心地に活気を取り戻す為の取り組みが宇部市の大きな課題です。
私たちは『飲食業界から地域を元気にしていく!』という思いのもと、あえて人が集まらない商店街に肉バルイタリアンのお店とコンテナカフェをオープンしました。
コンテナカフェは、【宇部の銀天街におしゃれなカフェを作りたい】というテーマで行政と地元の若者と手を組んで作り上げたお店です。
しかし、現状は想像以上に厳しいものでした。
宇部市の若者は市内の中心地にアーケード商店街があることすら知らない状態です。
毎日数人しか来ない日々が半年以上続きました。
最近では、商店街の芝生広場で毎月食を絡めたイベントを開催し、商店街を知って頂く取り組みをおこなっています。あと地元のシンボルとも言える市が運営する【ときわ公園】内にハワイアンリゾートカフェをオープンしました。地元の若者が集まらない公園にあえてオシャレなカフェをオープンすることで若い人達に食を通して地元の価値を提供できたらと考えスタートしましたが、こちらも正直悩みがつきません。
この公園を利用する方の多くはご年配の方々です。その方々に合わせた商品を提供することは難しいことではありません。しかし、それでは現状は何も変わらない。
高齢者が増えるこの時代に若者がワクワクしながら食事ができて夢を描ける飲食店を作らなくては、若者に愛される町にはならないと感じています。
しかし、行政を巻き込むことで幅広い層に愛される店づくりが絶対的条件になります。この意識改革は今後の大きな課題でもあります。
需要が増えるから高齢者に愛されるお店を作るのか?若者に外食の魅力を伝えていくお店を作るのか?
日々格闘しながら運営しています。
最近では、少しずつ若い女性がテラスで常盤湖をバックにパンケーキやスムージーの写真を撮り、ご年配の方はハーブテ ィーを飲みながら寛ぐ姿を見かけるようになりました。
食というフィルターを通して【カッコいい地元】を発信していかないと田舎で勝ち抜くことは難しいと感じています。

  • 町イメージPOLE POLE CAFE
  • 町イメージ
  • 町イメージCARNE BAR BIANCO
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  • 町イメージHawaiian Resort Cafe Leola
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  • 町イメージUBE LUXURY BEER GARDEN STYLE 【サンスタイル】
  • 町イメージスペインフェスタ
  • 町イメージスペインフェスタ
  • 町イメージUBE LUXURY BEER GARDEN STYLE【ムーンスタイル】

シャッター商店街の発祥の地に希望の光を!!

山口県宇部市は人口約17万人のかつては炭鉱や工業が栄えた町です。
その中心にある銀天街アーケード。
1986年の調査では休日2万1439人の通行量あった商店街も大型商業施設の煽りを受け、今では一日94人という状態にまでなってしまいました。
バブル後の日本の不景気を代表する【シャッター商店街】として某週刊誌に取り上げられたことで全国に【シャッター商店街】という言葉が広まりました。そのスタートとなった商店街がこの銀天街です。
地域の人は『ここで商売してもうまくいかない』と誰も商売を始めようとはしません。
しかし、実際は全てが昔のまま。ここ数年商売をして辞めたような傷跡はほとんどありません。誰も挑戦もせず、机の上で議論して辞めているだけです。
開発地域に指定されて20年以上経過しているにも関わらず、ほとんど手を加えられていない現状をしり、一歩踏み出す決意をしました。
飲食でないとこの状況を変えることは出来ない!飲食業界が特攻隊長となり商店街を盛り上げるしか、この商店街の復活はない!!と思い、こちらも行政を巻き込んで活性化を進めています。

町イメージ

町イメージ
日曜日のお昼の銀天街アーケードの風景

町イメージ

【COOL LOCAL】がまちを元気にする。

まちづくりに携わりたいと思うきっかけを作ってくれたのが居酒屋甲子園です。
居酒屋甲子園の理念である【共に学び!共に成長し!共に勝つ!】に共感し、全国の沢山の仲間に出会えました。みんな自分の地元を愛して誇りに思っている姿を目の当たりにして衝撃を受けました。私自身もそうでありたいと素直に思えました。
居酒屋甲子園の中期ビジョンである【COOL LOCAL】を自社のテーマに掲げた時、気付きました。若者が地元を愛せないのは、地元をカッコいいと感じていないからです。
大人がワクワクするカッコいい仕事をしているからこそ、子供達が地元に誇りを持つようになる。大人が輝いているからこそ、子供達は地元が大好きになるんだと思います。
だから私は挑戦し続けると決めたんです。ワクワクする夢を持って走り続けることが最高の生き方だと教えてくれた居酒屋甲子園に感謝しています。

それぞれの立場を理解することが大事。公・民・学の連携がまちを強くする。

食を通じて行政と色んな取り組みを進めていく中、山口大学との繋がりができました。
公・民・学の連携によりまち再生の新たな光が見え始めています。
学生の若者が、調査研究や提案をしてエリアマネジメント等のまちづくり活動を支援し、行政がそれを参考にバックアップしてインフラ整備を整える。そして民間がその場所で様々なイベントを開催し地域を盛り上げるという仕組みです。
現状は、イベントを開催しても次の日には何も無かったように人の居ない商店街に戻ります。『こんなことをして意味があるのか?』と言う声も沢山あがります。行政に対しての信頼が薄まっているからこそあがる声です。
私は、まちづくりとは、【人づくり】だと思います。
いくら周りが盛り上げようとしても、ここに暮らす方々が変えたいと思わないかぎり絶対に街は変わらないと思います。
飲食業界が本気を出すことで20年間変わることのなかったこの商店街に今、新しい風が吹き始めている。
『もしかしたら変わるかもしれない』と感じてくれることこそが大きな成長であり成果だと感じています。
【先ずは、この一歩から。】そう心にとめて進めています。

食の提供で勝ち取ってきた信頼を潤滑油にまちの再生を試みる

店街を再生する為に各種の計画を策定して市が地元へ提案をしてきました。
総論での賛成は得られるものの各論になると、土地所有者、借地権者、借家人等の権利者間での調整がつかず実際には事業が進まないという問題点が発生しました。私たちが借りたくても借りる事すらできない状況を少しずつですが、地道に交渉をして改善しています。時間をかけすぎずに取り組んでいけるよう行政に働きかけることも大きか課題の一つです。私自身が商店街の皆様と同じ目線に立ち、商売することで皆様の気持ちに少しでも寄り添えると感じています。

それぞれの立場を理解することが大事。公・民・学の連携がまちを強くする。

近い将来の子供たちが目をギラギラ光らせながら『飲食業は世界で一番素晴らしい仕事だ!!』『居酒屋は世界一カッコいい仕事だ!!』と、そう言ってくれる子供たちの未来を作ることが私の夢です。
中学生の体験実習や、小学生が主役のイベントを開催したり、子供と一緒にカフェを運営するキッズカフェを一日限定でオープンするなど、子供たちが飲食業にふれる機会を増やし飲食業の楽しさや、仲間づくりの素晴らしさを体験してもらってます。
お客様の笑顔に感謝し、仲間のありがとうに勇気をもらう。飲食業を通じてカッコいい地域、カッコいいまちづくりの今を、地域の方々と共に歩めたならば、こんなに幸せなことはありません。
これからも私達は、本質の飲食業とは何か?本質のおもてなしの在り方とは何かを考え、突き進んでいきます。

  • 町イメージ
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