第15回全国大会進出5店舗&優秀店長2名 選出理由
【全国大会進出5店舗 選出理由】
■東北地区 ≪石巻狐崎漁港 晴れの日≫
‐「地域の方々に愛され続ける特別な存在を目指して」‐
様々な苦境を乗り越えてきた石巻狐崎漁港 晴れの日。災害を乗り越えて得た教訓をもとに、お客様に選ばれ続けるお店を目指しやってきたことは「凡事徹底」。信頼、絆を軸に既に会社にあったが埋もれてしまっていた取り組み(コンセプトシート、マンダラシート、リーダーシート等)を改めて深掘りし、見事にコロナ前売上対比130%オーバーの実績を残した。こうした取り組みの数々は『地域の方々に愛され続ける特別な存在を目指して』という企業理念にもあるように「特別な存在」への拘りを持って構築されており、地域に根ざした圧倒的なファン作りに大きな成果を創出している。更にその想いは社内へも向けられ、スタッフ同士のコミュニケーションの多さから、今の時代でも定着率の高さを維持している。創業54年という歴史の中で、進化と変化を繰り返し磨かれてきた「凡事徹底」の先に、飲食業界の復興への大きな影響を期待し選出させて頂きました。
■北陸甲信越地区 ≪魚屋ちから≫
-「店づくりは未来づくり」-
『楽しい未来づくり』を理念に掲げ、地域貢献に多大な成果をもたらしていることが評価された魚屋ちから。人口20万人以下の地方都市で、街一番の繁盛店をつくり「とりあえずあそこら辺に行こう」と言われる街づくりを目指す同店は「海のない県だからこそ、どこよりも豪快で、どこよりも新鮮なお刺身を出すこと」をコンセプトに、味のぶれない料理、提供スピードの改善、仕込みを簡素化するといったメニュー構成とオペレーションを意識した業態開発も評価が高い。人時売上高7000円以上という生産性の高さもさることながら、20坪で月売1000万円を超える実績には目を見張るものがある。居酒屋を「一番中途半端で一番楽しい価格帯」と表現しながら、誇りをもってこの価格帯のプロを目指し「居酒屋は面白くて、楽しい」を体現するその姿はローカルにおける「店づくりは街づくり」のロールモデルともなる事を期待し、選出させて頂きました。
■関東第1地区 ≪meet meats 5バル 神保町店≫
‐「外食業界を本気で人気の産業にする」‐
現在【労働者人口の減少】が大きな課題になっている我が国で、その解決策として「女性が輝く社会建設」を目指した取り組みを促進。女性も活躍できる労働環境の整備には「原資」が必要と捉え、そのために圧倒的な生産性の向上に取り組んだ。更に、原材料費、人件費の高騰の問題にも、業態改善と接客サービスの改善により人時売上高の向上やFL比率の低減策等を実施され、利益倍増に成功した。多くのノウハウを用い、そのほとんどはスタッフさんが主体性を持って作り上げたものであるという点も高く評価されました。また対照的に、飲食業は「感情を動かす仕事」であると提言し、スタッフの心を育成することを忘れない等『外食業界を本気で人気産業にする』という熱い想いをロジカルな発想で推し進めている点を高く評価し、選出させて頂きました。
■九州第1地区 ≪博多ほたる 西中洲本店≫
‐「飲食業を子供達の夢になる志事に」‐
高いレベルで現場に落とされている企業理念とビジョンは、現場で行われる取り組みの礎となっていることが見て取れる。「人の価値」に着目しお客様はもちろん全てのステークホルダーの「お役立ち」にも取り組んでおり、人から必要とされる人材育成だけではなく、自分自身に価値を感じることができる人材を育成している点が高く評価された。『飲食業を子供達の夢になる志事に』というビジョンを軸に展開される取り組みの数々もさることながら、共にビジョン達成へと取り組む志ある人材の育成に力を入れ、理念研修の中で個人理念や使命の追求を行っている。まさに、子供たちの夢となる価値ある存在になるべく、こうした様々な施作が一貫性を持っている点は素晴らしく「何の為に飲食業をやるのか」を改めて再確認できるプレゼンテーションを期待し、選出させて頂きました。
■九州第2地区 ≪TAGIRUBA ライカ店≫
‐「生産者と消費者を結ぶ虹の架け橋となる」‐
「問題が起こったことが問題ではなく、問題をどう捉えたかが問題である。」TAGIRUBAがこの言葉と真摯に向き合い行き着いた答えが「生産者と消費者を結ぶ虹の架け橋となる」のmissionだった。居酒屋の営業利益の構造を根本的に改革してきた生産者との連携を、更に深掘りし向き合う事で、全国の飲食店と生産者が結ばれる新しい可能性を体現した。その結果、原価率の低減と商品価値の向上、互いの事業利益に多大な成果を残し、特に岩牡蠣やレモン等、農産物13種、水産物10種を中心とした事業利益を向上する「架け橋」を確立。また、生産者との連携に頼ることだけではなく、屋台村の概念を超え、お客様のニーズを時間帯に分けて取り込む形で4毛作業態を開発。見事に2019年売上対比134%を達成する等、店舗利益や新規採用に及び実績を残している点も素晴らしいと言える。短期的な売上の補填ではなく、長期的なビジョンから店舗を中心とした新しいビジネスモデルを構築している点も高く評価し選出させて頂きました。
【優秀店長2名 選出理由】
■稲毛海岸北口の串屋横丁 ≪店長 渡辺真一 様≫
コロナ禍でも店舗を応援し、週に何度も来店くださる常連客に少しでも喜んで頂きたい、という気持ちで実践している
・アルバイトスタッフも巻き込んで毎日3品以上を実現したオーダー率70%の選べる「日替わり逸品」
・さらなる常連客を育てる、来店回数に応じ階級が昇給し、次回使える特典をGET出来る「アプリ」活用
・来店回数53回以上の常連客(会長と呼ぶ)に特別感を与える会長ジョッキ、限定グッズ、限定イベント、などの「えこひいき施策」の数々
など、「店のファン化を促進する取組み」により、
”お客様のリピート率50%”、”2022年5月~7月 売上増(2019年同月対比)”を
実現していることから選出させて頂きました。
商売の原点である、リピーターを増やし、常連客となって頂く関係構築に、店舗一丸となって取り組む姿は、
多くの店長に気付きを与える発表となることを期待しております。
※基本情報:稲毛海岸北口の串屋横丁/55席/20坪/客単価2,500円/駅徒歩1分
■えんてんか栃木店 ≪店長 早乙女祐平 様≫
常に感謝の気持ちを持ち、人と人との縁を大切にする、という想いで実践している
・アルバイトスタッフの定着率を上げる、想いを伝える面接・オリジナル自己紹介シート・出勤初日のワークフロー
・オペレーション負荷を軽減し、アルバイト主体の営業を実現する真空調理機の活用
・えんてんか流50の質問を用いた週次ミーティングでの理念共有
・既存のアルバイトスタッフからのリファラル採用を促す紹介しやすい環境づくり
・アルバイトスタッフの誕生日祝い・表彰式・卒業式
など、「アルバイトスタッフが輝く環境づくり」により、
”9割のアルバイトスタッフを既存スタッフからの紹介で採用”、
”アルバイト主体の営業ながら売上113%増(2019年3~5月対比)”を
実現していることから選出させて頂きました。
店長就任後、売上低下、常連客の店離れ、FLコストの悪化、アルバイトスタッフのモチベーション低下など、
多くの問題を乗り越え、圧倒的なチームを築き上げた姿は、多くの店長に気付きを与える発表となることを期待しております。
※基本情報:えんてんか栃木店/70席/35坪/客単価3,900円/駅徒歩10分